第85回選抜高校野球(22日開幕、甲子園)で、優勝候補の仙台育英(宮城)は20日、大阪・高槻市内で、関大一(大阪)と大会前最後の練習試合を行い、12-0で大勝した。持ち味の打線はもちろん、この日は投手陣が奮闘。馬場皐輔、鈴木天斗(ともに3年)、梅津晃大(2年)のリレーで相手打線を1安打0封。梅津は、3回無安打3三振と好投し「監督から何本打たれてもいいから真っ向勝負しろと言われて、思いっきり投げられた」と自信を深めた。

 昨秋まではメンバー外だったが、今月の沖縄遠征で結果を出し、メンバーの登録変更で背番号「11」を勝ち取った。身長186センチの将来性豊かな大型右腕。鈴木も「継投が一番力が出せる」と梅津の台頭を喜んだ。鈴木、馬場のダブルエースに、“3本目の矢“が加われば-。優勝旗もグッと近づいてくる。