第80回選抜高校野球大会は22日、リニューアルされた兵庫県西宮市の甲子園球場で36校が参加して開幕した。

 澄み切った青空の下、4万4000人が詰め掛けた開会式は午前9時から始まった。大会史上3度目の春連覇を目指す常葉学園菊川(静岡)を先頭に、前回準優勝の大垣日大(岐阜)が続き、駒大岩見沢(北海道)一関学院(岩手)と北から南の順に行進した。

 日本高野連の脇村春夫会長は「皆さんが先陣を切って新たな歴史をつくり上げていくんです。個性ある蕾をグラウンドに咲かせてください」とあいさつした。

 プラカードの校名は高校生の揮毫(きごう)が採用され、各校の生徒代表が持って行進。司会は中西悠歌さん(愛知・光ケ丘女)と城殿恵さん(神奈川・神奈川総合)の2人が務めた。中京大中京(愛知)の矢沢英典主将が立派に選手宣誓を行った。

 始球式は第1回大会で優勝した高松商(香川)の松井章悟主将が行い、13日間の熱戦がスタートした。