<センバツ高校野球:向陽2-1開星>◇22日◇1回戦

 敗れた開星(島根)の野々村直道監督(58)の落胆は大きかった。お立ち台に上った後は何を問われても数分間沈黙。やっと言葉を絞り出すと「こんな試合にしかならないのは、監督の力が足りないということ。もう野球やめたいし、死にたい。腹切りたい」とまで言った。

 中国大会王者として乗り込んだ舞台で21世紀枠の伏兵に負けたのがよほどショックだったのか。地元テレビ局からの取材も「もう野球の話はしたくない」と言って拒んだ。