<高校野球秋田大会>◇18日◇準々決勝
新屋(あらや)が2年連続の4強進出を果たした。昨秋から主将交代制を敷いて、主将と3人の元主将がチームをけん引。鷹巣農林との雨中の一戦を9-5で制し、昨夏マークした最高成績に並んだ。
雨中の乱打戦を制した。泥しぶきが跳ね上がる、ぬかるんだグラウンド。新屋は不慣れな環境に16残塁と苦しんだが、14安打で9点を奪った。守っては2年生の叶谷慎治投手が力投。1球ごと入念にロージンバッグを握って制球を保ち「雨の試合を3試合ほど経験していたし、苦手意識はなかった」。昨夏はスタンドで見届けた4強を、完投勝利でつかみ取った。
菅原雄大主将(3年)ら昨夏4強メンバーが5人残った。うち4人が昨秋から敷く「主将交代制」でキャプテンを経験。横浜(神奈川)の小倉清一郎部長(65)から同制度を紹介された小野曜監督(48)が導入し、昨秋から佐藤貴幸、佐藤宏祐、真坂駿、現在の菅原が歴任。「今日みたいに崩れてもおかしくない試合でも、4人の主将経験者が引っ張り合ってチームがまとまる」と菅原主将。連続ベスト4が成果を物語る。
00年のドラフト1位で阪神入りした藤田太陽投手(29)の母校。その藤田は、秋田大会が開幕した今月11日、交換トレードで西武に移籍。菅原は「(新天地でも)新屋の偉大な先輩として頑張っていただきたい。僕らも甲子園に向けて頑張ります」と笑顔で話した。今年は学校創立25周年。節目に初の決勝進出、そして甲子園を狙う。【木下淳】

