現地2月3日、ジョージア州アトランタでプロアメリカンフットボールNFLの優勝決定戦、第53回スーパーボウルがロサンゼルス・ラムズとニューイングランド・ペイトリオッツによって行われる。25日にそのラムズの練習場を激励に訪れたのが同じロサンゼルスを本拠とするドジャースの選手たちだった。

ジャスティン・ターナー内野手やウォーカー・ビューラー投手、コディ・ベリンジャー一塁手などがラムズのロッカールームを訪問し、居合わせた選手たちと交歓を交わした。ラムズの守備の中心選手でディフェンシブタックルのアーロン・ドナルドは「握手をした。彼らはグッドラックとおめでとうと言ってくれた。こうしたサポートが好きだ」と感謝の言葉を述べている。

また素直にデビッド・フリース三塁手への憧れの念を現したのが走りのエース、ランニングバックのトッド・ガーリーだった。「彼らが来てくれたことに感謝している。フリースを見て、『おー、あれはデビッド・フリースだ』と思ったよ。彼がカージナルスにいたときのことを覚えていたんだ。サプライズだった。でも彼らが来てくれてサポートしてくれたことに感謝している」とコメントしている。フリースは2013年までカージナルスに所属していた。

実際、ドジャースの激励はラムズにとって大きな助けになるかもしれない。ラムズが最後にスーパーボウルに進出したのは2001年シーズン以来で、そのときはセントルイスを本拠としており敗退している。さらに優勝したのは1999年シーズンだけだ。またロサンゼルスに本拠を置くチームがスーパーボウルに優勝したのも、現在はカリフォルニア州オークランドに移転したレイダースが83年シーズンに第18回が最後となっているのである。

対してワールドシリーズを6回制しているドジャースは最後にチャンピオンになったのは88年であるものの、近年もポストシーズンの経験は豊富だ。2年連続でワールドシリーズに進出しており、昨シーズンも第5戦までレッドソックスと覇を争った。2017年もアストロズに最終第7戦で敗れている。

ドジャースが念願のNFLタイトル奪取の後押しになってくれたら、と思うロサンゼルスのファンは多いことだろう。