現地18日、MLBはマイナーリーグ(MiLB)の全スケジュールを発表した。現在のところ4月6日のオープニングデーにはトリプルAの20チームが開幕戦を行い、8日に残り10チームが開幕戦を行う。全90チームのダブルAとシングルAは5月4日に開幕予定となっている。

レギュラーシーズンはトリプルAが142試合、ダブルAとシングルAは120試合の予定だ。

今回のスケジュール発表は2020年の160チームから120チームに再編成された全MiLBチームが新たなプロ育成リーグへの参加を正式合意したことの表れでもある。

MLBは2021年のMiLBスケジュールについて「クラブの地理的な近さが向上したことにより、移動が大幅に改善される」とし、「選手やスタッフの労働条件の改善に加えて、地理的な近接性はファンにとってエキサイティングな新しい地元のライバル関係を生み出すでしょう」とコメントしている。

また「MiLBを何百万人ものファンに愛される伝統としてきた地元のユニークなファン体験を維持しつつ、2021年シーズンはファンのエンゲージメントを促進するための技術的な進歩も勧めていく」という。

さらにMLBのベースボール・オペレーション担当責任者モーガン・ソード氏は「”2021年のマイナーリーグのシーズンは、何世代にもわたってファンに愛されてきた地元のユニークな伝統と手頃な価格での楽しみと興奮を維持しながら、ファンが自分の好きなチームに参加するためのより多くの方法を導入することになります」とこれまでのMiLBの伝統を受け継ぎつつ、さらなる発展に向けて進んでいくことを強調している。

また今年のドラフトは7月中旬のオールスターウイークにアトランタで開催予定だが、昨年11月MLBは初のドラフトリーグを開設することを発表している。これはドラフトで指名されることが予想される高校生の有力選手が参加できる短期リーグで、6月から8月まで68試合のレギュラーシーズンを行うというもの。いわばショーケースといえるリーグになる見込みだ。

昨年コロナ禍によってMLBはマイナーリーグの提携チームに選手を派遣しないことを決定。これによりMiLBは全面的に中止に追い込まれた。さらに9月でMLBとMiLBの間に結ばれていた契約が失効し、MLBはMiLBの直接運営と再編成に乗り出していた。

今回のスケジュール発表で、新生MiLBのスタートが切られたことがはっきりした形だ。とはいえ、ワクチン接種は始まったものの新型コロナウイルスの影響は依然アメリカを覆っている。このまますんなりシーズンが進むかはまだ未知数だ。