昨年3月に右肘の靱帯(じんたい)修復手術を受けたレンジャーズ・ダルビッシュ有投手(29)が、2014年8月9日以来、約1年9カ月ぶりとなるメジャー復帰戦を白星で飾った。

 5回、81球を投げ3安打1失点7奪三振の力投。14年7月28日以来670日ぶりとなる勝ち星を手にした。

 立ち上がりの初回、先頭打者に中前打を許したものの、最速98マイル(約158キロ)の速球を主体に、4回まで無失点。4-0とリードした5回表2死二塁から適時打を浴びたが、後続を三振に打ち取った。

 球数は81球。

 試合後は「今までのリハビリ登板と変わらずに、落ち着いてました。ちょっと力は入りましたけど、そこまで緊張とかはなかったです」と振り返った一方で、「まだ1試合だけ。今日だけで自分の評価をすることはないです」と、今後の登板に目を向けていた。