マーリンズ・イチロー外野手(42)がフィリーズ戦に「1番右翼」で4試合ぶりにスタメン出場し、今季18度目のマルチ安打でメジャー通算3000安打まであと4に迫った。

 3回の第2打席、2死無走者で先発右腕アイクホフの4球目スライダーを二遊間にはじき返し、遊撃手ガルビスがダイビングキャッチで打球を止めたが、無理な態勢から送球が間に合わず内野安打となった。さらに第5打席の8回1死一塁で3番手左腕スタンプから右前打を放ち、4番オズナの適時中前打で生還した。5打数2安打1得点で、今季61安打、通算2996安打となった。打率は3割4分3厘。

 チームは主砲スタントンが休養で欠場したが、先発投手コーラーも含めスタメン全員安打の計16安打と打線が爆発し、快勝。フィリーズとの4連戦は3勝1敗で勝ち越した。

 イチローは、大記録まであと4本でホームに戻り、明日22日からのメッツ戦に臨む。日米注目の中、記録達成が近づく中で、これを早く終わらせたいかと問われ「1打席で2本ヒットは打てない。そのことは変わらない。いつもヒットを打とうとしていることも変わらない」と話した。