ドジャースのロバーツ監督は14日(日本時間15日)、シカゴで記者会見し、15日午後7時8分(同16日午前9時8分)開始予定のカブスとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に前田健太投手が先発すると発表した。

 前田は試合会場となるカブスの本拠地リグリーフィールドで外野を走るなど最終調整を行った。会見では「とにかくチームが勝てるように頑張る。(相手)打線を勢いに乗せないよう気を付けたい」と抱負を話した。

 レギュラーシーズンでチーム最多の16勝を挙げた前田は、メジャー初のプレーオフ登板となったナショナルズとの10日の地区シリーズ第3戦で「レギュラーシーズンと違う雰囲気を感じた」と、3回を4失点で負け投手に。その翌日にチームが勝ち進んだ場合は15日に先発すると伝えられたそうで「初戦は大事。勝ちたい」と雪辱を誓った。

 監督は「ケンタは恐れる人間ではない。分析した限り、カブスには相性が良さそうで、いい投球をしてくれるだろう」と変わらぬ信頼を口にする。ドジャースは地区シリーズで投手陣をつぎ込んで勝ち上がっており、前田には長いイニングを投げることが求められる。