ヤンキースの名遊撃手だったデレク・ジーター氏がイチロー外野手と田沢純一投手が所属するマーリンズの買収に興味を示していると5日、米メディアが報じた。

 経済専門チャンネルのFOXビジネス(電子版)によると、少なくとも3つのグループが買収に名乗りを上げ、うち1つはジーター氏が球団との交渉に当たっているという。ヤンキース一筋にプレーし、2014年限りでユニホームを脱いだジーター氏は引退後、実業家や投資家の道を歩んでいる。

 マーリンズでは2月にトランプ大統領の娘婿、クシュナー大統領上級顧問の一族による買収に向けた動きが表面化していた。

 同球団は現オーナーのロリア氏が02年に買収。03年にワールドシリーズを制したが、その後は低迷し、観客動員も伸び悩んでいる。