ヤンキース田中将大投手(28)がブルージェイズ戦に登板し、今季6試合目で4勝目(1敗)を挙げた。

 初回から危なげない立ち上がりを見せ、2回2死一塁からは打者8人連続凡退と快調だった。速球は最速95マイル(約153キロ)をマークし、カーブで効果的にストライクを取るなど、持ち味を出した投球が続いた。5回には6番ピアスのソロ本塁打を含む2失点、7回にも再びピアスにソロ本塁打を浴び、1死一塁で降板したが、味方の大量援護に後押しされ勝利。6回1/3、91球を投げ、2本塁打を含む8安打、無四球、4三振で4失点だった。

 田中はこれで今季4連勝。本拠地の登板では昨年6月24日以来9試合連続無敗となり、7登板連続白星を獲得した。ヤンキースの先発がホームで7登板7連勝を記録するのは01年のロジャー・クレメンス以来となる。

 田中は「出だしはそんな悪くなかったんですけど、中盤以降ちょっとストライクそろえ、甘いところでストライクをそろえすぎたかなというところがあって、ピッチングにもめりはりがなかったかなと思います。勝ってこういうふうに反省できるのが、まだ救いというか、そういうふうに思うので、またしっかりと立て直して次の登板に向けてやっていきたいですね」と話した。