ヤンキース田中将大投手(28)が、20日(日本時間21日)のレイズ戦で今季9度目の先発マウンドに臨む。

 敵地トロピカーナフィールドでのレイズ戦は、開幕戦で8失点(自責7)で3回途中で降板し敗戦投手となって以来。前回登板の14日アストロズ戦ではメジャー自己ワーストの自責点8、自己最短タイの1回2/3で2敗目を喫し、ニューヨークの地元メディアや球団首脳陣、ハル・スタインブレナー・オーナーらから心配する声が上がっている。田中はここまで5勝2敗、防御率5・80。

 登板を翌日に控えたこの日は、ブルペンで23球、これまでよりプレートの位置を三塁寄りにずらして投げた。登板前日にブルペン入りするのは異例。プレートの位置も、昨季はシーズン途中に変更していたが、今季は開幕から一貫して、もともとの一塁寄りから投げていた。

 田中はこの登板間の5日間で修正した点について「もちろんそれは自分の中でやっていること、修正していこうとしている方向性は間違っていないと思ってますし、自分で、キャリアの中で経験してきたいろいろな要素を含めて、答えを導き出していくわけですけど、方向は間違っていないと思います。(明日は)いいピッチングするだけです」と話した。