アストロズ青木宣親外野手(35)が、日本人選手で史上7人目となる日米通算2000安打を達成した。

 青木は、常に野球に集中できる環境を支えてくれた家族に感謝の気持ちを伝えた。「日本にいた時もそうですけど、米国に来てからは、なくてはならない存在。家族がいないと、やっていけなかったです」。

 12年のミルウォーキーをはじめ、6年間で5球団に在籍。そのたびに家族全員で拠点を移した。「きつかったですよね。3年目くらいまでかな。生活も慣れないし、(日本人コミュニティーのない)中地区で何もないようなところ。自分は半分遠征に行ってるからいいですけど、半年いることを考えたら…」。

 帰宅後、素振りを繰り返す青木の打撃フォームを、佐知夫人が携帯で撮影することもしばしば。「子供が生まれたばかりで、しかも2人目ができて、時間差で泣いたりする。そんな中で自分をサポートしてくれて本当に感謝しています」。常にプラス思考を忘れない青木を根幹には、屈託のない家族の笑顔があったに違いない。