快進撃が止まらない。インディアンスのエース右腕クルバーが8回を3安打1失点と好投。チームを5-1の快勝に導くとともに、6月は無傷の4連勝、月間防御率1・26とした。

 5月上旬に故障者リスト(DL)入りする原因となった背中の張りが癒え、2014年のア・リーグ、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)投手の本来の投球が戻った。大きく曲がる変化球を両コーナーに散らし、この日も1回のソロ本塁打による失点だけで12奪三振。「辛抱強く、健康になって戻らないと勝利に貢献できない」と焦らず、完治して復帰した成果を強調した。

 これで連続試合2桁奪三振は4に伸び、球団記録に並んだ。それでも「三振はいい球を投げた結果として付いてくるものだが、全てじゃない」とクールに語った。ア・リーグ中地区でツインズと激しい首位争いをする昨季のリーグ覇者にとって、頼もしい存在となっている。