ヤンキース田中将大投手がブルージェイズ戦に先発し、7回を投げて散発5安打1失点、2四死球の力投で7勝目(7敗)を飾った。三振は8個奪った。

 6回まで無失点に抑えていたが、7回1死から死球を与えた。盗塁と捕手の二塁悪送球で1死三塁。7番バーニーに詰まった当たりも左翼前に落ちる適時打を許して1点を失った。ピンチを迎えたが、直球が154キロを記録するなど、気迫のこもった投球で後続を連続投手ゴロに打ち取り、危機を断った。

 田中は前回登板のホワイトソックス戦では6回2失点の好投で51日ぶりに6勝目を飾っていた。

 田中は「結果を残せて自信につながるピッチングができた。そこまで(調子は)良くなかったが、要所で決められた」と振り返った。

 7回の154キロについては、「何とかあそこでイニングを終えたかった。力を振り絞って投げた」と語った。今後も「目の前のことをしっかりやりたい」と気持ちを引き締めていた。