ヤンキース田中将大投手(28)が前半最終戦のブルワーズ戦に登板し、2被弾を含む5失点で今季8敗目(7勝)を喫した。

 前回登板の3日ブルージェイズ戦で3試合連続で好投し深刻なスランプから復調したと思われた田中だが、この日は立ち上がりから打ち込まれた。先頭ビラー、2番テムズに連打され、1死一、三塁で4番ショーに3ラン被弾。2回にも7番ボートに右中間へ先頭弾を浴びた。

 3回は四死球を出したものの3三振を奪うなど立て直したかに見えたが、3-4の5回1死から再び連打され、1死一、二塁で83球で降板。救援が打たれ残した走者1人を返された。4回1/3を2被弾を含む6安打、2四死球、5三振で5失点(自責5)だった。

 被本塁打はこれで今季23となり、15年の自己最多25本に前半戦終了時点であと2本となった。ここまで、開幕からローテを守って18試合に登板し7勝8敗、防御率5・47と、メジャー移籍後初めて負け越した状態で前半戦を終えた。

 田中は「やっぱり良くなかった期間が長かったので、自分自身すごく苦しい前半戦だったと思いますけど、このオールスターブレークをはさんでまた後半戦、タフな遠征から始まりますけど、そこからまたビシッといけるように、いいオールスターブレークにしたいですね」と前半戦を振り返り、ローテを守り抜いたことには「まあでもローテーションもただ守ればいいっていうポジションのピッチャーじゃないんで」と話した。