大リーグのオールスター戦が行われ、ア・リーグが接戦を制して2013年から5連勝した。

 試合はア・リーグが左腕クリス・セール(28=レッドソックス)、ナ・リーグが右腕マックス・シャーザー(32=ナショナルズ)とメジャーを代表するエース同士の投げ合いで始まった。どちらも普段以上に力のこもった投球で、セールは99マイル(約159キロ)を連発。5回にア・リーグが1点を先制したが、6回に6回から出場したヤディエル・モリーナ捕手(35=カージナルス)がソロ本塁打を放ち同点とした。だが延長10回に先頭のロビンソン・カノ内野手(34)が決勝のソロ本塁打を放ち勝利。カノは1992年のケン・グリフィー、2007年のイチローに次ぐマリナーズ3人目のオールスターMVPに輝いた。また二塁手のMVP受賞は史上6人目。

 カノは「ホームランになるとは思わなかったが、変化球に対していいスイングができた。MVPはうれしい」と話した。