レンジャーズ・ダルビッシュ有投手が今季最多の12三振を奪いながらもソロ本塁打を3発浴び、7勝目はならず勝敗は付かなかった。

 1点をリードした初回に失策から無死二塁のピンチを招いたが、2番ディカーソン、5番ラモスを三振に仕留めて無失点に切り抜けると、4回2死まで7個の三振を奪う好投を見せた。しかし、6番ミラーに内角低めの速球をバックスクリーンへ運ばれる同点ソロを浴び、さらに6回にはディカーソンに真ん中低めの速球をセンターバックスクリーンに運ばれ、1-2と勝ち越しを許した。7回は6番ミラー、7番ベッカムを連続三振に打ち取り今季最多の11個目をマーク。しかし、8回に1番スミスに外角寄りの甘い速球を左翼席へソロ本塁打され、リードを広げられた。この回に4番モリソンから12個目の三振を奪って今季の自己最多を更新し、1-3とリードされた8回で降板した。投球内容は8回101球を投げ、5安打3失点3本塁打1四球12三振で、防御率は3・44。

 レンジャーズは9回に秋信守の同点2ランが飛び出し、ダルビッシュの黒星は消え勝敗は付かなかった。

 試合は3-3で延長戦に突入し、レンジャーズが10回にアンドルスの適時打で1点を挙げ、4-3で勝って連覇を5で止めた。