ヤンキース田中将大投手がメジャー自己最多の14奪三振をマークし、8回2安打1失点と好投して8勝目(9敗)を挙げた。
- 勝利を喜ぶヤンキースの選手たち(AP)
今季最も本塁打を浴びているレイズと今季3度目の対戦となったが、スプリットとスライダーがさえ、立ち上がりから5連続奪三振と完璧な投球を続け、6回2死から9番エチャバリアに甘くなったスプリットをセンター返しされて初安打を許すまで完全に抑えた。7回にメッツから移籍していきなり4番に座ったドゥーダに内角低めのスライダーをうまくすくい上げられ、右翼ポール際へソロ本塁打を浴びたが、8回に8番ベッカムを内角のスプリットで空振り三振に仕留め、自己最多の14奪三振をマークした。
田中のこれまでの最多は今季の5月26日アスレチックス戦の13奪三振。また2ケタ奪三振は今季3度目で、通算では10度目。デビューした14年にを5試合で記録したが、15年、16年はともに1試合。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
T B | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 |
NYY | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 1 | X | 6 |
▼田中は8回、勝ち投手の権利を持って降板。投球内容は8回109球を投げ、2安打1失点無四球14三振で、防御率は5・09。
【8回】田中 メジャー自己最多の14奪三振
6番ミラー 外角のスプリットで見逃し三振。12個目
7番ラモス スプリットで空振り三振。自己最多タイの13個目
8番ベッカム フルカウントから3球粘られたが内角のスプリットで空振り三振。自己最多の14奪三振をマーク。ここまで109球
【7回】田中 毎回三振続けるもソロ本塁打浴びる
2番ディッカーソン 外角のツーシームで左飛
3番ロンゴリア 真ん中低めのスプリットで空振り三振
4番ドゥーダ 内角低めのスライダーをうまくすくい上げられ右翼ポール際へソロ本塁打
5番ソウザ ツーシームで二ゴロ。ここまでここまで92球
- 7回、ドゥーダにソロ本塁打を浴び、「しまった」という表情のヤンキース田中(AP)
【6回】田中 初安打許すも2ケタ奪三振で無失点
7番ラモス 外角のスライダーで遊ゴロ
8番ベッカム 外角のスライダーで投ゴロ
9番エチャバリア スプリットが甘く、センター返しの中前打で初安打許す。2死一塁。
1番スミス フルカウントから内角のスライダーで空振り三振。10個目。2ケタ奪三振は今季3度目。通算では10度目。ここまで76球
- 6回、ベッカムの投ゴロを処理するヤンキース田中(ロイター)
【5回】田中 毎回三振で3者凡退
4番ドゥーダ カーブが甘く入ったが右飛
5番ソウザ スライダーが真ん中へ甘く入ったが見逃し三振。9個目
6番ミラー スプリットで中飛。ここまで62球
- 4回、33号ソロ本塁打を放ったヤンキース・ジャッジ(AP)
【4回】田中 8個目の三振奪い3者凡退
1番スミス 意表を突いた真ん中高めのツーシームで見逃し三振。8個目
2番ディッカーソン 低めのスプリットで一ゴロ
3番ロンゴリア スプリットが内角高めにいったが、詰まらせて一飛。ここまで49球
【3回】田中 2三振奪い3者凡退
7番ラモス 外角低めへのスライダーで空振り三振。6個目
8番ベッカム 外角へのスライダーで空振り三振。7個目
9番エチャバリア 内角スライダーで中飛。ここまで41球
【2回】田中 1回から5者連続三振で3者凡退
4番ドゥーダ メッツから移籍したばかりの強打者相手にフルカウントから10球目のスプリットで空振り三振。4者連続
5番ソウザ 低めのボールになるスライダーで空振り三振。5者連続
6番ミラー 低めのスプリットで一ゴロ。ここまで30球
- レイズ戦に先発し、力投するヤンキース田中(AP)
【1回】田中 3者三振圧巻の立ち上がり
1番スミス 内角低めへのスライダーで空振り三振
2番ディッカーソン 外角へのスプリットで空振り三振
3番ロンゴリア 外角低めへのボールになるスライダーで空振り三振。ここまで12球