ヤンキース田中将大投手(28)がタイガース戦に登板し、6回を2失点と好投したが援護がなく今季10敗目(8勝)を喫した。

 初回は、早いカウントから積極的に打ってくる相手打線に3連打され1点を失ったが、その後は立て直しテンポのよい投球が続いた。4回に2死無走者から4試合ぶりの四球を出した後、中前打と中堅手の捕球エラーで1点を追加されたが、6回まで100球を投げ、6安打、1四球、7三振で2失点(自責1)。防御率は4・93となり、5月8日以来となる4点台に戻したが、プロ初の2ケタ黒星を記録した。

 チームは打線が沈黙し、完封負け。試合は雨のため開始が1時間26分遅れ、田中降板後にも3時間11分中断した。

 田中は「3連打ですぐ1点失ってしまったというところは反省しなくちゃいけないですけど、まあでもあんな中でその後、最少失点で切り抜けられたことは良かったと思います。(試合の遅れは)それはもう野球やっていれば当たり前のことですし、先日もテキサス戦で同じことがあったんで。そこに自分を合わせていくだけなんで」と話した。