ヤンキース田中将大投手(28)が2日、タイガース戦に登板し、今季10敗目(8勝)でプロ初の2ケタ黒星を記録した。雨のため試合開始が1時間26分遅れ、途中から再び降雨と、悪条件もあった。「少し苦しい投球でした。スライダーしか良くなかったんで、そこに頼りまくった投球だった」と振り返った。

 立ち上がりは不運な当たりもあり3連打で1失点し、4回には味方の失策で追加点。それでも6回を自責点1で踏ん張ったが、打線の援護なく完封負けした。「僕は数多く、序盤でゲームを壊してきたんで。持ちつ持たれつだし(援護は)しょうがないですよ」と淡々と話すだけだった。(ニューヨーク=水次祥子)