イチロー外野手と田沢純一投手が所属するマーリンズのデービッド・サムソン球団社長は12日、実業家のブルース・シャーマン氏、ヤンキース元主将のデレク・ジーター氏らを中心とするグループに球団を売却することで基本合意に達したと発表した。米メディアでは、譲渡額は12億ドル(約1308億円)と伝えられている。

 今後はオーナー会議を経て詳細などが承認され、早ければ10月半ばまでに正式な球団譲渡が行われる見込み。同社長によると、新オーナーグループのビジネスおよび球団編成責任者にジーター氏が就くことが確実だという。

 同社長は「ここに至るまでは長い道のりだった。さまざまな臆測や行ったり来たりがあったが、現オーナーグループとフランチャイズにとって重要かついい日になった」と感慨深げに話した。