ヤンキース田中将大投手(28)が、ブルージェイズ戦で今季29度目の先発マウンドに上がり、メジャー2度目の満塁弾を浴びるなどで自己ワーストタイの8失点を記録し、12敗目(12勝)を喫した。

 1回は内野の失策がからんで1点を失ったが、2回はわずか7球で3者凡退に抑えるなど、無難な立ち上がりに見えた。だが3回に1番ヘルナンデスにソロ、4回には6番マーティンに2ラン、6回には2死から9番ゴーインズに満塁弾と3被弾し、5回2/3、95球で降板。6安打、3四球、6三振で自己ワーストタイの8失点(自責は7でワーストから2番目)だった。満塁弾を浴びたのはメジャー2度目で、今年5月14日のアストロズ戦以来となる。防御率は4・94。

 攻撃陣は相手投手陣に3安打に抑えられ完敗。3回の攻撃では先頭で二塁打を放ったT・フレージャーがメジャーでは珍しい隠し球に引っ掛かり、二塁でタッチアウトとなる場面もあった。

 田中は「いいボール、悪いボールの差が大きかったかなというふうに思います。(ゴーインズの満塁弾の球は)まああそこだけじゃないですけど、あそこはカウント有利に進めてましたけど、あそこでしっかりと投げ切れなかったことが大きな問題だと思います」と話した。