ドジャースが、世界一を逃した。3勝3敗で迎えた第7戦でアストロズに敗れた。

 アストロズは、球団創設56年目で初のワールドシリーズ制覇となった。

 ドジャースは先発ダルビッシュ有投手(31)が、1回2/3を投げて3安打5失点と、わずか47球でKOされた。

 1回表、先頭スプリンガーに左翼線二塁打を浴び、その後、失策絡みで2点をリードされた。

 2回表には、スプリンガーの2ランなどで3失点。5アウトしか奪えず、0-5と5点のリードを許し、マウンドを譲った。

 3回表から、第5戦で先発したエース左腕カーショーが、中2日で救援。4イニングを2安打無失点と力投した。

 6回裏、打線がようやく1点を返し、7回表からはクローザーのジャンセンを投入。さらに先発陣のウッドをつぎ込み、失点を防いだものの、打線がアストロズの救援陣に封じられた。

 

 試合後のダルビッシュは「失望というか、自分の引き出しが足りなかったのがすべて。これ(悔しさ)は、しばらく自分の中に残るでしょうけど、しっかりこれを糧にできるようにしたいです」と話した。

 前田健太投手(29)は、「悔しいですね。ワールドチャンピオンになりたかったですし、どうしても勝ちたかった。すごくいい経験をさせてもらいましたし、Wシリーズの舞台に立てたということは、野球選手として幸せだった。この経験を来年以降に生かしていけるようにしたい」と振り返った。