日本ハムからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す大谷翔平投手(23)が4日(日本時間5日)、書類選考で絞った7球団のうちの1つ、ジャイアンツとロサンゼルスで面談を行ったと複数の米メディアが伝えた。ジャイアンツ側から出席したのは球団CEO(最高経営責任者)のラリー・ベアー氏、編成責任者のブライアン・セビーン氏、ボビー・エバンスGM、ジェレミー・シェリーGM補佐、ブルース・ボウチー監督という球団幹部らに、チームの顔でありメジャーのトップスターでもあるバスター・ポージー捕手(30)も加わった。

 ポージーは12年首位打者とMVP、16年ゴールドグラブ賞に輝き、球宴に5度選出されたカリスマ性を持つ大物中の大物。その選手がオフシーズンの今、大谷のためにロサンゼルスまで出向いたことに、米国では驚きの声も挙がっている。ポージーは、代理人が大谷と同じCAAであるというつながりもあり、大谷獲得の球団の切り札となりそうだ。

 ジャイアンツの面談でのプレゼンの内容は伝わっていないが、4日付のNBCスポーツ・ベイエリアによると、ボウチー監督は「彼を先発投手としても考えているし、打者としてもたぶん300から400打席見込めると考えている」と起用構想を明かしている。