西武からポスティングシステムでメジャー移籍を目指してきた牧田和久投手(33)が7日、パドレスと2年契約で合意した。米報道によると2年総額400万ドル(約4億6000万円)、西武に支払われる譲渡金は50万ドル(約5750万円)。西武は当初、譲渡金を100万ドル(約1億1500万円)に設定したが、移籍しやすいよう金額を下げて後押しし、メジャー移籍を実現させた。

 牧田は球団を通じ「正式に合意したことで、ホッとしています。ライオンズでは7年間でしたが、監督、コーチ、スタッフ、チームメート、ファンの方にはとても感謝しています」と談話を発表した。10日に日本で会見を行う。

 パ軍のプレラーGMは地元紙の取材に「彼が加わったことで、相手の目線を変えられるのは間違いない。腕のアングル、球種やスピードが違う投手をそろえて救援投手陣を形成し、グリーン監督も胸を躍らせているだろう」と期待を口にした。米メディアは契約合意に合わせ、メジャーでも珍しいサブマリンスタイルの投球を動画で紹介。大リーグ公式サイトは「ファンはたぶん、この横手投げを見たくなるだろう」と大きく取り上げた。