米大手野球データサイト「ベースボール・プロスペクタス」が7日、独自のデータ分析システム「PECOTA」を利用した今季の勝敗予想を発表し、大谷翔平投手(23)が所属するエンゼルスは、ア・リーグ西地区3位と予想された。

 勝敗は昨季と同じ80勝82敗の予想だが、2位から順位を下げると分析。同地区では昨季世界一のアストロズが1位、01年以来のプレーオフ進出を目指す岩隈のマリナーズが2位に予想されている。また、田中のヤンキースと前田のドジャースは地区首位、平野のダイヤモンドバックスは地区2位、牧田のパドレスと田沢のマーリンズは地区最下位と予測。ただし、ダルビッシュ(ドジャースFA)ら未契約のFA選手が100人以上残っており、あくまでも現時点での予想となっている。

 勝敗は所属選手の成績予想に基づいて算出されており、大谷は投手として24試合(144イニング)に先発し9勝7敗、防御率3・45、打者ではDHとして208打席で打率2割6分9厘、8本塁打と予想された。以下はその他の日本選手の成績予想(牧田は掲載なし)。

 

 田中将大 29試合(183イニング)、14勝8敗、防御率4・09

 前田健太 24試合(127イニング)、10勝6敗、防御率3・81

 岩隈久志 10試合(53イニング)、3勝4敗、防御率5・29

 平野佳寿 39イニング、2勝2敗、防御率4・38、37三振

 田沢純一 59イニング、3勝3敗、防御率5・31、49三振

 

 PECOTA=セーバーメトリクスを駆使した選手の成績予想システム。精度の高さからファンタジー・ベースボール(仮想野球ゲーム)愛好家らに活用されている。昨年はドジャースとアストロズを両リーグの最高勝率チームと予想し、ともにワールドシリーズに進出した。