右ふくらはぎの張りを訴え、15日の全体練習を休んでいたマリナーズ・イチロー外野手が16日(日本時間17日)、アリゾナ州ピオリアのキャンプ地の球団施設で練習を再開した。約1時間、14日のオープン戦で1回の守備だけで交代する要因となった右脚の状態を確かめながら軽いランニングや遠投、室内での打撃練習を行った。

 17日に全体練習に復帰し、18日(同19日)には実戦復帰する意向を示した。「(オープン戦で)ゲームに出るか、マイナー(の練習試合)で打席に立つか。一気に走るというのが、まだ(大丈夫か)分からないのでマイナーの方が安全かもしれない」と語った。

 ふくらはぎに異変を感じた状況は「グラウンドに出たときですね。5歩以内で何かぐりっとなった。これはまずいなと。ベンチに帰っても打席に立てる感じじゃなかった。歩けなかったですから」と説明。高温で乾燥している同州でのキャンプが6年ぶりで「水が足りなかったかな。油断しましたかね」と原因にも言及した。

 その夜と翌朝に自宅では特殊なマシンでトレーニングしたそうで「(マシンが)なかったら(開幕は)アウトだったでしょう」と言う。サービス監督は「とても良くなっている」と回復を強調した。