張本勲氏が15日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演し、エンゼルス大谷翔平投手に「喝!」を出した。

 張本氏が「喝!」を出したのは11日(日本時間12日)のレンジャーズ戦でけん制タッチアウトになった場面。「喝! これじゃしらけてしまう。ああいうミスをしたらダメ。それと右手で帰っちゃ(帰塁)ダメ。右投げだから右手を使ったらダメ。手じゃなくて足から帰ればいい。滑らなくてもいい。タイム的には変わらないでしょう」と話した。

 また二刀流として投打にわたる活躍には「アメリカの野球はレベルが落ちたねえ。ただ大谷はしばらく頑張るだろうね。ケガが心配だけどアメリカは5回か6回しか投げさせてくれないから長持ちするか分からんね」とした。それでも「いくらアメリカのレベルが落ちたと言っても大したもんですよ。バッターとしてはこの前(先週)も言ったけど右足を上げなくなった。こういう考え方は誰が言ったのか自分で直したのかしらんけども。ピッチャーの方はアメリカのバッターは打てないですよ。ボールばっかり振ってストライクを見逃す。打てませんよ。しかも速い、落ちる。しばらく続くと思います」と話した。

 ゲスト出演の広沢克実氏は「大谷の145キロのフォークボールは人間では対応できない。神の子ですよ。ただしバッターで神の子が現れたら打たれるかもしれない」と打者の反応速度を具体的に示しながら説明。張本氏から「明大の医学部におったから詳しいんですよ」と冷やかされていた。