エンゼルス大谷翔平投手(24)が23日(日本時間24日)、約30メートルの距離でキャッチボールを行った。ホワイトソックス戦の試合前練習で、水原通訳を相手に44球、フォームを確認しながら投球練習を行った。前日22日(同23日)は投手としての練習は休みで、キャッチボールは行わなかった。

 大谷の状態について、マイク・ソーシア監督(59)は「まだ初期段階。遠投やマウンドから投げること(ブルペン投球)もやっていかないといけない。今は(投手に関して)、3日調整してオフ、4日調整してオフ、5日調整してオフとなっているのだろうけど、そこでどう感じるか、総合して状態を判断しないといけないから、今、どういう状態なのか言うのは難しいし、少し時間がかかる」と慎重な姿勢を見せた。

 また、大谷はこの日、「6番指名打者(DH)」で先発出場。左膝の炎症から復帰したプホルスが「5番一塁」で起用されるが、膝の状態が万全ではなく、今後、DHで起用される試合も出てくる。大谷とプホルスのDH起用のバランスについて、同監督は「もちろん、それはやりくり可能。できるだけ多く、両選手を使いたいが、1日ごとに効果的なラインアップを決めていく」と話した。(アナハイム=斎藤庸裕)