ヤンキース田中将大投手がメジャー通算3度目の完封で8勝目(2敗)を挙げた。レイズ打線を9回105球を投げ3安打無失点9三振1四球に抑え、三塁を踏ませぬ圧巻の投球を見せた。

 4回まで毎回の7三振を奪い、「完全」に抑える快投。5回先頭の4番クローンに高めのスライダーをセンター前にはじき返されて初安打を浴び、続く5番チェ・ジマンにはフルカウントから四球を与えて無死一、二塁のピンチを招いたが、6番ロバートソンをスライダーで空振り三振、7番スミスはスプリットで一ゴロ併殺に仕留めピンチをしのいだ。続く6回も1死から安打を許したが、この場面も1番キーアマイヤーをスライダーで二ゴロ併殺に打ち取り無失点に抑えた。7回には2死から4番クローンに二塁打を打たれたが、5番チェ・ジマンをスプリットで一ゴロに仕留め、8、9回も危なげない投球でスコアボードに0を並べた。

 試合後のインタビューでは「久しぶりに制球が良かった」と笑顔で応えた。

 完封はメジャー1年目の14年5月メッツ戦、17年4月レッドソックス戦に続きメジャー3度目。