2番DHで出場したヤンキースのジャンカルロ・スタントンが5回に今季28号目となる弾丸ホームランを放った。

 ボールや選手の動きを高精度に分析するシステム「スタットキャスト」によると、スタントンの打った球は時速121・7マイル(約時速195・9キロ)で大リーグが同システムを導入した2015年以降最速を記録した。

 スタントンが打った瞬間、あまりの速さにチームメートはベンチから飛び出したほどだったが、当の本人は「そのような数字を記録するのはクールだが、フェンスを越えるときは越えるし、越えないときは越えない。時速95マイル(約152・9キロ)のボールがホームランになったのも見たことがある」と冷静だった。

 ヤンキースはアーロン・ヒックス中堅手が20号2ラン、ミゲル・アンドゥハー三塁手が16号2ラン、ネイル・ウォーカー二塁手が4回にソロ、6回に6号ソロを放ち、計5本塁打、9安打7打点と打線が光った。