エンゼルス大谷翔平投手(24)が剛腕を攻略した。アストロズ戦に「4番指名打者」で出場し、11年サイ・ヤング賞のジャスティン・バーランダー投手(35)から中越えの14号2ランを放った。3三振に終わった5月の初対戦から3度目の対戦で複数安打をマーク。あらためて学習能力の高さを実証した。

大谷に14号を献上した200勝右腕バーランダーが、大谷への投球を悔やんだ。「もっと取り入れたいと考えている」と話すチェンジアップを、この日は2球、ともに大谷の打席で試した。1球目は二塁打、2球目は本塁打とされ「うまく見られた。手から離れるところを見て対応したんだろう」と分析し「すさまじいパワーだ」とたたえた。なお、この被弾でエンゼルスタジアムでの26イニング連続無失点が途切れた。