タイガースの指名打者としてメジャー通算16年目のシーズンを戦っていたビクター・マルティネス選手(39)が今季限りでの現役引退を表明し、古巣でもあるインディアンスの本拠地で行われた試合の前にセレモニーが行われた。

ベネズエラ出身の同選手は2002年にインディアンスでデビュー。2009年シーズン途中にレッドソックスに移籍し、2011年からタイガースに所属していた。

今季は打率2割4分9厘、9本塁打、53打点。通算では打率2割9分5厘、246本塁打、1177打点を記録した。

ツインズ指揮官時代には相手選手として、いまは味方としてマルティネスを知るタイガースのロン・ガーデンハイアー監督は、「インディアンス時代はなかなかアウトに仕留められず苦しめられた。マルティネスの存在は、いま私がタイガースにいる理由のひとつ」と語った。

またインディアンスのテリー・フランコナ監督は同選手について「最もプロ意識が高い打者のひとりであり、人柄も素晴らしい」とたたえた。