エンゼルス大谷翔平投手(24)が、20号ソロ本塁打を含む、4打数2安打1打点と活躍した。シーズン20本塁打以上は日本人メジャー選手では10年の松井秀喜(21本)以来、8年ぶりで、メジャー1年目では初。

試合後の一問一答は以下の通り。

-メジャー1年目での20本塁打は日本人では初めて

すごくうれしいですけど、まだ終わっていないので、明日からまた切り替えて頑張りたいと思います。

-3番トラウトの後ろを打つという難しさもある中で、結果が出ている

得点の機会の打席が多くなってきますし、ほぼ確実に、塁にいる状況の方が多いかなと思う。なんとか出塁できるように、今日(5番の)アップトン選手も2本(ホームランを)打ちましたけど、ああいうところで、(自分が出塁して)ソロ本塁打ではなくて2点、3点はいるシチュエーションが作れるんじゃないかなと思います。

-マリナーズのイチロー球団会長付特別補佐が、本物のホームランバッターだと言っていた

自分ではホームランバッターだと思っていないですけど、いろいろなやり方で得点に絡んでいけるように、その1つの手段として数多く長打を打てれば良い。

-7月後半から比べて、ボールの見え方はどうか

一段(ステップを)上がるごとに、また次の課題が出たりだとか、必ずしもステップを踏めば数字が上がる訳ではない。そういう点で言えば、むしろ課題の方が多く出てきているかなと思います。

-自分のゾーンで勝負できているという感覚は

それは投手によりけりというか、88マイルの投手もいれば、98マイル、100マイルの投手もいるし、必ずしも同じやり方で打てるという訳ではない。最終的には同じやり方でどんな投手も打てるような技術を持っていることが一番いいと思いますけど、まだまだそういうスキルはない。

-9月上旬、右肘の新たなケガが判明したが、打撃状態が良い。メンタル面をどう維持したか

100%予想していなかったことではなかったので、正直、ある程度準備はしていました。突発的なケガではなくて、長年の疲労も含めたことなので、投手なら誰でも準備はしていることではあるとは思う。正直そこまでメンタルで落ちているということはなかったので、むしろ、周りの人が心配してくれたり、落ち込んでいたり、というところの方が強かったので、特に僕が落ち込むということはなかったかなと思います。

-思った通りのイメージで打てたのか

今日の相手投手の持ち球、キレ、球速、その中で出せる形というか、その中でのホームランかなとは思う。これがまた違うピッチャーだったら、違った入り方をしないといけないですけど、今日のピッチャーとしては対応は良かった。

-打者に専念していることで、課題をクリアするペースが上がってきていると感じるか

投手をやっているからという訳ではなくて、ステップを踏む段階で、一気にいく場合というのは、結構あるんですけど、そういうのが後半は多い。1つの課題が、また違うところで生きてくれたりとか、そういうのは多いかなと思います。