ア・リーグ地区シリーズ(5回戦制)の第2戦が行われ、ヤンキースがレッドソックスに快勝し、対戦成績を1勝1敗とした。先発した田中が、5回3安打1失点4奪三振と好投し、今ポストシーズン(PS)初勝利を挙げた。

田中の好投を地元ニューヨークの各紙がたたえた。ニューヨーク・デーリーニューズ電子版は「変わらず大舞台に強い投手であることを証明」、ニューズデー電子版は「輝かしい投球」との見出しで報道。ニューヨーク・ポスト電子版は、この日投げ合った左腕プライスがポストシーズンに弱いことから「田中は“逆”プライスだ。オクトーバーに投げる投手にこれ以上の賛辞の言葉はあるだろうか」と称賛した。

◆ポストシーズン3勝目 日本人投手がポストシーズンで通算3勝を挙げたのは、07、08年の松坂(レッドソックス)に並ぶ最多タイ。

◆防御率1・50 田中はPS計5度の先発で防御率1・50。米メディアによると、PSで5先発以上の投手では史上5番目。1位はサンディ・コーファックス(ドジャース)の0・95。

◆松井以来 サンチェスが2本塁打。PSでレッドソックス相手にマルチ本塁打を記録したのは04年松井秀喜(リーグ優勝決定シリーズ第3戦)以来、球団で3人目。PSでヤンキースの捕手が記録したのは56年ヨギ・ベラ以来62年ぶり2人目。