地区シリーズでロッキーズに3連勝とし、レギュラーシーズンから11連勝で7年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めたブルワーズ。チームはドジャースとの初戦まで4日間の休みとなったが、8月末にトレードで加入したベテランのカーティス・グランダーソン外野手(37)は休みを返上し、9日にも練習に取り組んでいた。

ポストシーズン8度目の出場となり、通算59試合でプレーしているグランダーソン。ドジャース戦までの中4日について、「少し休める機会だとは思うし、ケガをした選手にとっては治すチャンス」としながらも、「野球というのはシーズンを通して毎日、多くの試合をこなすスポーツだから、休まずにプレーを続けることはいいことでもあるんだ」と休日練習の理由を話した。

プレーオフ経験の少ないブルワーズはグランダーソン以外にも、1月にフリーエージェントでロレンゾ・ケイン外野手(32)、7月にトレードでマイク・ムスタカス内野手(30)と、経験豊富な選手を獲得した。クレイグ・カウンセル監督は先週、「彼らがいいプレーをしたこと。それが一番大きな影響力だった。選手らにとっては、経験が素晴らしい教えだと思う。そして、この選手たちはその経験をうまく利用したんだ」とコメントしていた。

試合ではベンチにいることが多いが、クリスチャン・イエリチ外野手らレギュラー陣が9日に休養を取る中、練習に励んだグランダーソン。「ドジャース戦で自分の役割が果たせるように準備をしておくんだ」と述べた。