ワールドシリーズ進出をかけた戦いが開幕し、ドジャースがミス続きで手痛い逆転負けを喫した。

前田健太投手(30)は6番手として救援し、1回無安打無失点1奪三振と好投した。

前田は、4-6と2点差に追い上げた直後の8回裏に登板。9番クラツを見逃し三振。1番ケーンは三ゴロ失策となったが、今季のリーグMVP最右翼、2番イエリチを二ゴロ併殺に打ち取った。球数は14球。前田に勝敗は付かなかった。

試合はドジャースが2回表、4番マチャドのソロ本塁打で先制。幸先よくスタートを切った。

ところが3回裏、先発した左腕エースのカーショーが、投手ウッドラフにまさかのソロ本塁打を浴び、同点に追い付かれた。さらに捕手グランダルが捕逸、打撃妨害(記録は失策)、失策とミスを連発し、ピンチを拡大。その後、勝ち越し犠飛を許した。

4回裏には、四球と安打、左翼テーラーの失策、適時打などで、さらに3失点。カーショーは4回途中、74球で降板した。

ドジャースは8回表、マチャド、ケンプの適時打などで3点。9回表にも1点を返し、1点差まで詰め寄ったが、最後は及ばなかった。

試合後の前田は「しっかり1イニング抑えられたというのは個人として良かったですけど、チームとして取れなかったので残念」と振り返った。また「明日に向けて気持ちを切り替えるしかないです」と、冷静に話した。

なお、第2戦は13日(同14日午前4時9分開始予定)、ドジャース柳賢振、ブルワーズはマイリーと、両左腕の先発で行われる。