レッドソックス本拠地にある仮眠室の存在は、ワールドシリーズを戦う選手にとって強みとなるかもしれない。昨年、フェンウェイパークにできた仮眠室を選手はうまく利用しているようだ。

クラブハウス併設のジムには約3・7メートル四方の仮眠室が隣接。クイーンサイズのマットレスを備えた二段ベッドが2台あり、周囲の光が入らないようになっている。

ブロック・ホルト内野手兼外野手は「快適な寝具があり、本当に暗いし、心の平穏と静けさが欲しいときにはいい場所だよ」とコメント。ジョー・ケリー投手も疲れたと感じた時は仮眠室へ行くと言い、「大好きな場所だ。涼しいし暗いし素晴らしいベッドがある。とても役に立つよ」と語っている。

スティーブ・ピアース内野手はア・リーグ優勝決定シリーズの第2戦でアストロズのゲリット・コール投手から二塁打を放ち、同点のホームベースを踏んでいるが、その前に仮眠室で休憩を取っていたという。

ピアースは「疲れたと感じたからあそこへ行って一眠りしたんだ。無理をしないことだ。苛立ちながら試合に出るよりもいいよ」と振り返り、「身体が100%でない時もある。30分ほど目をつぶることが必要なこともある。そんな時にあそこへ行って少しこもるのはいいことだ」と話している。