野球統計学「セイバーメトリクス」の生みの親で、レッドソックスの球団コンサルタントを務めるビル・ジェームズ氏(69)が8日(日本時間9日)、選手の価値を軽視するようなコメントを自身のツイッターに投稿し、物議を醸した。

野球のデータ分析に関する本を多数出版している同氏は「仮に選手全員が明日引退しても、代わりの選手で野球は続けることができる。3年後には何ら変わりなく行われるはずだ」とツイート。さらに「選手は野球の本質ではない。球場の売り子と同じだ」と、選手軽視とも受け取れる言葉をつづった。

これを受け、レッドソックスが「彼は球団職員ではなく、球団の考えを代弁していない。素晴らしい才能ある選手たちがいなければ、ワールドシリーズ制覇は成し遂げられなかった」と釈明の声明を出す事態にまで発展。大リーグ選手会のクラーク専務理事は「無謀で侮辱的なコメントだ。選手こそが野球だ」と声明で批判した。

選手からも批判の声が上がり、アストロズのバーランダー投手は「レッドソックスはベッツやマルティネス、プライス、セールの代わりの選手でワールドシリーズを勝てたのだろうか」とツイート。元ツインズのトリイ・ハンター氏は「ビル・ジェームズは現実からかけ離れてしまった。あなたの代わりは見つけられるが、選手の代わりは見つけられない」とツイッターで主張した。