エンゼルス大谷翔平投手が12日(日本時間13日)、全米記者協会(BWAA)の選ぶ新人王に輝いた。

日本選手の受賞は、1995年の野茂英雄投手(ドジャース)2000年の佐々木主浩投手、2001年のイチロー外野手(以上マリナーズ)に続き17年ぶり4人目。

◆大谷翔平(おおたに・しょうへい)1994年(平6)7月5日、岩手・水沢市(現奥州市)生まれ。姉体小2年の時、水沢リトルで野球を始める。水沢南中では一関シニア。花巻東では1年春から4番となり、1年秋からエースに。甲子園には2年夏、3年春に出場。高校通算56本塁打。

花巻東から12年ドラフト1位で日本ハム入団。14年にプロ野球初の同一シーズン2桁勝利と2桁本塁打を達成。15年はCSでプロ野球最速の165キロをマークし、史上初めて投手と指名打者でベストナインを同時受賞。日本一に貢献した。

エンゼルスに移籍した今季はベーブ・ルース以来の二刀流として活躍。6月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の損傷で離脱したが、投手として10試合登板で4勝2敗、防御率3・31、打者では104試合に出場し打率2割8分5厘、22本塁打、61打点。同一シーズンで15本塁打&4勝は1888年ジミー・ライアン(16本&4勝)、1919年ベーブ・ルース(29本&9勝)以来99年ぶり3人目。193センチ、97キロ。右投げ左打ち。