米大リーグ機構(MLB)は13日に声明を発表し、マリナーズの人種差別疑惑を調査していると発表した。球団の「ハイパフォーマンス・ディレクター」を務めていたロレナ・マーティン氏が、首脳陣がラテン系の選手を差別していると12日にSNS上で告発していた。

マーティン氏によれば、ジェリー・ディポトGMとスコット・サービス監督、育成部門責任者のアンディ・マッケイ氏がラテン系の選手について「怠け者でばかで能なしだ。特にドミニカ人は」と話していたという。

これに対し、マリナーズ側は12日に「彼女が本日訴えたことは誤り」との声明を発表。マーティン氏は10月10日に解任されるまでこうした誤った主張は行ってこなかったとし、その主張を「断固否定する」と述べた。

MLB側は「我々はシアトル・マリナーズの元従業員による、同球団雇用者の行為に関する申し立てを認識している」とし、調査に入ったことを明かした。

マーティン氏は練習および調整プログラムの全体を監督する任務を負っており、マリナーズは練習内容の向上とケガの防止を見据えて同職を新設していた。