米大リーグの最優秀監督賞が13日に発表され、ア・リーグはアスレチックスのボブ・メルビン監督(57)が3度目の選出で、ナ・リーグはブレーブスのブライアン・スニトカー監督(63)が初受賞。MLB公式サイトが両監督のコメントを伝えている。

今季はケガ人に悩まされながらも97勝を挙げ、プレーオフ進出を果たしたアスレチックス。メルビン監督はMLBネットワークに対し「今年はコーチ陣と選手の間に、実に素晴らしい絆があり、信頼があった。それが下馬評を覆し、我々が達成したことを可能にしたんだ」とコメント。ケガ人に泣かされても「できるだけハードに戦い、勝利を挙げようという目標から逸脱することはなかった」と胸を張った。

比較的若いチームをナ・リーグ東地区優勝に導いたスニトカー監督は「私は常にチームに対し『うまくいこうが悪くなろうが構わない。いつだって今日が本当にいいことを始める日であり、連勝の始まりの日だ』と言っていた」と、穏やかで前向きなアプローチを続けていたことを明かした。

スニトカー監督はさらに「この賞は、球団にとっての証拠のようなもの。こうした賞は、我々が非常に素晴らしい選手を擁していることを示している」とコメント。スカウト部門や育成部門、アレックス・アンソポロスGMらの手腕は驚異的だったとし、「私は、非常に強力な球団によって成し遂げられた堅実で素晴らしい仕事の受け手である」と、受賞は球団全体のおかげだと述べていた。