エンゼルス大谷翔平投手(24)が22日、東京の日本記者クラブで“凱旋(がいせん)会見”を行った。前日21日に帰国したばかりだが、メジャー1年目の総括、手術を受けた右肘の状態、20年東京オリンピック(五輪)、ベーブ・ルース、結婚に至るまで約1時間、語り尽くした。

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-1年を振り返り

1年ぶりにここ(日本記者クラブ)に来たんですけど、あの時やるぞという気持ちから1シーズンを終えて、いろいろありましたけど、1年間充実して楽しい1日を送れたと思いますし、1年間終えてみたら良いシーズンだった。来年の課題を含めて、充実したシーズンだったと思います。

-日米の違いは

一番は技術かなと。自分が思っている以上に技術も進歩してますし、自分が考えていたより先の技術が取り入れられている。できるだけ自分のやり方でやりたいと思っていたのでそことの葛藤で時間がかかった。

-投打それぞれ印象に残っている場面は

初登板は緊張していたので、結果どうのこうより印象に残っているのかなと。打者では初ホームランはホームで打てましたし、印象に残ってます。サイレントトリートメントが最初はわからなくて、嫌われているのかなと思ったけど、嫌われてなくてよかったです。自分のためにその時間を使ってくれてうれしかったし、これからもっとホームランを打って、そういうことがもっと起きればチームも上がっていくと思うので、来年以降もたくさん打てるように頑張りたい。

-オープン戦で結果が出ず、イチロー選手に話を聞いたそうだが

キャンプの時、なかなかプレーの中で思い通りいかなかった。精神的なこともそうですけど一番経験されていて、話を聞いてみたいなと思い、話をさせていただいた。それから気持ち的な面もそうですし、技術的にも進歩してシーズンに入ることができて感謝している。勉強になった期間ではないかと思っています。