大リーグ公式サイトのウインターミーティング特集記事では、目玉となる9選手を写真で紹介しており、そのうち先発投手4人の中に菊池雄星投手(27)が入っている。他の先発の目玉はFAの左腕カイケル(アストロズ)、トレード市場に出ているクルバー(インディアンス)とグリンキー(ダイヤモンドバックス)両右腕で、サイ・ヤング賞受賞経験のある大物ばかりだ。

<グリンキー>

ダイヤモンドバックス(トレードでの獲得が可能)

35歳、右投右打 15勝11敗 防御率3.21 今季推定年俸37億4000万円

メジャー2年目の05年にア・リーグ最多の17敗を喫したが、そこから大きく成長しロイヤルズに所属していた09年に16勝8敗、最優秀防御率2・86でサイ・ヤング賞受賞。その年は速球が平均153キロだったが、現在は145キロ程度。だが、速球とほぼ同じ球速のシンカーに、スライダー、チェンジアップ、2種類のカーブと、5つの変化球を使いこなす多彩な投球で結果を残し続け、11年連続で2ケタ勝利。15年オフにFAで6年2億650万ドル(約227億円)の大型契約を結び、あと3年契約が残っている。