【ラスベガス(米ネバダ州)10日(日本時間11日)=四竈衛、斎藤庸裕】マリナーズが菊池取りへ本腰を入れる。米大リーグの球団幹部らが集まるウインターミーティングが開幕。ポスティングでメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)の争奪戦が本格化する中、有力候補のマリナーズが猛烈なアタックをかける。金銭面だけでなく、過去に多くの日本人選手がプレーした環境面などをアピール。イチローからのメッセージなど「ウルトラC」も視野に入れ、獲得を目指す方針を固めた。

ブルワーズのスターンズGMが、菊池争奪戦から撤退する雰囲気だとミルウォーキーの地元メディアが伝えた。ジャーナルセンチネル紙のトム・ハウドリコート記者がツイッターで伝えたところによると、同GMは「我々は菊池を非常に長い期間、調査し続けてきた。このタイプの選手は通常、高額の大型契約になるし、どこに行きたいかを選べる立場だ」と明かした。今季は地区優勝を果たしワールドシリーズ進出まであと1勝と迫った現戦力におおむね満足しており、大物獲得に動く予定はない模様だ。