アスレチックスのマイナーチームでプレーしていたリッチー・マーティン内野手が13日、ウィンターミーティングの最終日に行われるルール5ドラフト1位でオリオールズに移籍することが決まった。MLB公式サイトが伝えている。

マーティンは2015年にドラフト全体20位でフロリダ大学からアスレチックスへ入団。マイナーリーグで主に遊撃手としてプレーしたが、膝を負傷して18年に半月板手術を受けた。以降、順調な回復を見せ、今季は傘下2Aで打率3割、出塁率3割6分8厘、長打率4割3分9厘、25盗塁を記録した。

オリオールズのトリップ・ノートン球団編成部長は、「我々はリッチーが人並以上の守備ができ、二塁手も可能な選手だと思っている。今年は2Aで打棒も復活し、上昇傾向にある選手だと考える」とコメント。デービッド・フォーストGMも、「新たな選手を求める球団にとってはいい機会。彼はあらゆるチャンスを得るだろう。幸運を祈る」とエールを送った。

ルール5ドラフトは、毎年ウインターミーティングの最終日に行われ、マイナー契約の選手で、試合出場の機会に恵まれない有望選手を、他球団が指名する。