MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は、「ヤンキースタジアムには、ベテラン選手を生き返させるパワーを持つ、聖杯が隠されている」とし、過去にヤンキース移籍後に活躍したベテラン8選手を紹介。「トロウィツキーは後に続くことができるか?」という特集の中で、現在マリナーズの会長付特別補佐を務めるイチローの名前もあがった。

ヤンキースは先ごろ、フリーエージェント(FA)となっていたトロイ・トロウィツキー内野手(34)と1年契約を結んだ。トロウィツキーは2016年にブルージェイズでスランプに陥り、その後は度重なるケガに見舞われてメジャーでプレーしたのは17年7月が最後。18年は足首の手術を受け、全休していた。

同サイトは、「イチローは日本プロ野球とマリナーズで大成功を収めたが、38歳を迎えてキャリアは終幕を迎えているかのように見えた」とコメント。「ところが、ヤンキースにトレードで加入すると、打率3割2分2厘をマークし、ポストシーズン進出に貢献。年を取ってもイチローは非常に楽しませてくれるということを、人々に記憶させた」との紹介文とともに、12年のオリオールズ戦でイチローが捕手の一度目のタッチを交わし、再びタッチにきたミットに対し体を反転させながらよけて右手でホームプレートを触る「忍者のようなホームイン」の動画を載せた。