年俸調停権を持つロッキーズのノーラン・アレナド三塁手は11日の期限までに球団と合意に至らず、同球団史上5例目となる調停にかけられることになった。

年俸調停は通常、メジャー3年以上6年未満で翌シーズンの契約が決まっていない選手に与えられる権利。

アレナドは19年シーズンの年俸として3000万ドル(約33億円)を要求する一方で球団側は2400万ドルを提示しており、今後の調停でいずれの金額に決まったとしても、調停権を持つ選手の年俸としては昨年のジョシュ・ドナルドソン三塁手(当時ブルージェイズ)の2300万ドルを抜き、新記録となる。

アレナドは19年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)になる権利を有しており、MLB公式ウェブサイトによると同選手は複数年契約を結ぶ可能性について、「分からない。このビジネスではどんなことでも起こり得る」と回答したという。

同選手は「シーズン中に金銭関係の話をするのは避けたい」と、チームの勝利のために集中できるよう早期決着をめざしたいとの思いを口にした。