全米野球記者協会(BBWAA)が22日(日本時間23日)、今年の米国野球殿堂入り4人を発表した。87年にメジャーデビューしてから18年、マリナーズ一筋で活躍したエドガー・マルティネス氏が、殿堂入り資格10年目の最終年に、念願の殿堂入りを果たした。

同氏は全米記者協会から電話連絡を受け、殿堂入り決定の知らせを受けた。その映像はMLBネットワークの中継で伝えられ、「ありがとう。本当にありがとう」と、笑顔で殿堂入りを喜んだ。

現役時代の同氏は、史上初の満場一致で殿堂入りを果たしたマリアノ・リベラ氏に対してめっぽう強く、23打数で打率5割7分9厘と驚異の対戦成績を残している。MLBネットワークのインタビューでその秘訣(ひけつ)を問われ、「分からないよ、ハッハッハ。長年リベラと対戦してきて、1度も良い感覚だったことはないよ。大きなスイングをすれば毎回、失敗した。ただただ、集中して、また集中しすぎないように、プレート上に来たボールを打つようにしていた」と、懐かしそうに振り返った。